［青森県］青森県立柏木農業高等学校による植物育成の照明
図１ 照明設備設置状況
Fig.1 Installation status of illumination facilities.
図2 育成野菜生育状況
Fig.2 Status of bred vegetable growth.
図3 野菜工場全景
Fig.3 Bird's-eye view of the vegetable factory.
概要
図4 安定器設置状況
Fig.4 Installation status of ballasts.
青森県立柏木農業高等学校は青森県津軽地域南端の平川市北西部に所在し，創立84年目を迎える伝統ある高校で，農業高校としては全国にもその名を知られた学校であり，17,000名を超える卒業生は各分野で活躍している．
同高校は平成19年度から２年にわたって，青森県庁内ベンチャー制度の活用で，「元気あおもり柏農発ハイテク農業プロジェクト」をスタートさせ，県農林水産部の職員の協力を得ながら，一層充実したハイテク農業の研究が実施されている．その一環で少子化による学校空き教室の再利用として，空き教室閉鎖空間における植物育成実証実験に取り組んでおり，高天井用照明器具と光合成に有効な光源として高圧ナトリウムランプを用いた照明設備が新設された．
空き教室を有効利用した「きょうしつ野菜」の育成は，当時全国初の試みとして，地元の新聞・TV でも取り上げられ，生徒の学習意欲の向上にも寄与している.
- 所在地：青森県平川市
- 竣工年月：2008年４月
- 施主：青森県立柏木農業高等学校
- 設計：青森県立柏木農業高等学校
- 資料提供：正会員 小薮健司（岩崎電気(株)）
図1～図4：©岩崎電気(株)
※本文は照明学会誌第94巻 第3号 2010年3月「照明のデータシート」より引用しています。学会誌には照明設備についての説明も掲載されております。
学会誌掲載時とは照明設備の運用状況が異なる場合があります。