人間の網膜には、明所視で活動する錐体と暗所視で活動する棹体と呼ばれる視細胞があることは良く知られている。明所視と暗所視の中間、すなわち現実の生活では昼と夜の間に相当する薄明視では錐体と棹体の両方が働くので、視覚系は複雑な特性を示す。照明の普及により夜間でも昼間と同様に様々な活動が営まれているが、夜間の屋外の大半は薄明視環境であり、そこでの視覚特性研究は安全・安心な視環境設計に重要な意義がある。本講演会では、CIEの薄明視の視機能と測光に関する技術委員会の成果を中心に、薄明視に関連する最近の研究についての講演をしていただく。
2011年3月1日(火) 13:00-17:00
産総研臨海副都心センター 別館11階 会議室1・2
http://www.aist.go.jp/aist_e/guidemap/waterfront/watefront_map.html
照明学会 視覚研究専門部会
日本光学会 視覚研究グループ
無料(定員100名になりしだい参加申し込みは終了させていただきます)
参加ご希望の方は、以下の要領にて事前登録をお願いいたします。
1.登録情報 氏名、所属名、所属先電話番号
2.登録方法 以下のメールアドレスに、登録情報を送付して下さい。
sp416@m.aist.go.jp
13:00-13:05 | 開会 | |
13:05-13:55 | 薄明視環境での視機能(TC1-58) | Dr.M.Puolakka(Aalto University) |
13:55-14:25 | CIE 補助測光システム(TC1-37) | 阿山みよし(宇都宮大学大学院) |
14:25-14:40 | 討論 | |
14:40-14:50 | 休憩 | |
14:50-15:20 | 薄明視測光技術の実用化 | 明石行生(福井大学大学院) |
15:20-15:50 | 薄明視における見えとそのシミュレーション | 矢口博久(千葉大学大学院) |
15:50-16:20 | 動きの知覚と順応レベル | 竹内龍人 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所) |
16:20-16:50 | 総合討論 | |
16:50-16:55 | 閉会 |