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(一社)照明学会固体光源分科会公開研究会 開催報告

テーマ:

「新方式光源・発光材料」

開催日時:

平成30(2018)年2月8日(木) 13:20〜17:00

開催会場:

日本大学理工学部 駿河台校舎 1号館 3階 131会議室

参加人数:

64名

主催:

(一社)照明学会 固体光源分科会

協賛:

(独)日本学術振興会光電相互変換第125委員会、特定非営利活動法人LED照明推進協議会、
(一社)映像情報メディア学会情報ディスプレイ研究会、
(一社)電子情報通信学会電子ディスプレイ研究専門委員会、SID日本支部、(公社)電気化学会蛍光体同学会

概要:

 現在、固体光源の普及が急速に進む中、さらなる高性能化に向けた挑戦が絶え間なく続けられています。本研究会では、そのような新技術として、演色性の極限に迫るLED照明光源、照明やディスプレイ用光源の発光材料として実用化も進んでいる量子ドットとその新材料、およびLEDや蛍光体の高効率化・高機能化が期待されるプラズモニクスをとりあげ、技術動向と今後の展開について解説します。

プログラム(敬称略):

  1. 量子ドット・ロッドの概要と照明、ディスプレイへの応用
    メルク(株) 長谷川 雅樹
  2. 量子ドット、ペロブスカイト型量子ドットとは?
    冨士色素(株) 森  良平
  3. 自然光を再現した白色LED光源技術(TRI-R)」
    東芝マテリアル(株) 開発・技術部 山川 昌彦
  4. プラズモニクスの高効率LEDへの応用
    九州大学 先導物質化学研究所 岡本 晃一
  5. プラズモニックアレイによる方向制御された蛍光取出し
    京都大学大学院 工学研究科 村井 俊介

報告:

 固体光源分科会主催の公開研究会「新方式光源・発光材料」を開催しました。 当日は、60名を越える多くの聴講参加者にお集まり頂きました。
 5名の講師の皆様には、量子ドットやペロブスカイト型量子ドットについて材料技術に始まり、LEDで自然光を再現する技術や、プラズモニクスによる光取出し向上の最新技術についてわかりやすくご講演頂き、その後の議論も活発になされました。
 今回の研究会はこの数年の中でも聴講者のとても多い研究会となり、最新の技術への期待と関心の高さがうかがえました。今後もさまざまな切り口で、照明用固体光源の公開研究会を催して参りますので、皆様のご支援・ご参加を宜しくお願い致します。
 最後に、お忙しい中ご講演いただいた講師の皆様、また聴講参加者の皆様に対して、この場をお借りして御礼申し上げます。 また、会場設営・運営面で多大なるご協力を頂きました日本大学 篠田之孝教授に御礼申し上げます。


公開研究会の様子