石垣島の自然から多くのパワーを取り込み、新たな活力が湧いてくるような体験を提供する場として計画されたホテルである。(Vivo:生きている Viva:生きる)
水路によって東西に隔てられた2つの敷地を橋で接続し、竹富島を望むオーシャンビューやサンセット、既存の森を中心とした7つのガーデンを巡る配灯計画としている。計画地に残されていたテリハボクの巨木をホテルの顔となる車寄せに移植・継承した「レガシーツリーガーデン」、植物や生物の住処としての環境再生を目的として、巨石積みとした「ハビタットガーデン」、最高のサンセットを望むことのできる「オーシャンビューガーデン」、かつて防風林であった森林浴のできる連絡通路「グリーントンネルガーデン」、その森を借景したプール「ウォーターガーデン」など、客室配置や動線全てをガーデンによって構成することで、魅力付けと多様化を図っている。
星空保護区である石垣島の環境を第一に考えた照明計画である。自然保護に配慮しながら、石垣島らしい花ブロックやシーサーを引き立て、雰囲気を高める照明計画は素晴らしい。