高知県の南西部、「日本最後の清流」四万十川が流れる四万十市に建つ文化施設である。市内に点在する既存のホール・公民館などの文化活動施設の老朽化に伴う再整備事業として、統合・複合化し文化芸術活動・交流の拠点施設として整備された。
市民対話や利用実態の調査から、文化活動が盛んな一方、既存施設の利用者属性には偏りが判明した。多様な文化活動を受け止める器として、新たな利用者の受け皿となり、多世代・多様な活動が交わり、相乗効果が生まれるようなマッチングポイントとしての居場所となることを重要視して計画された。
木材の格子を照らすというコンセプトが良く、大ホール、小ホールともコンセプト通りの印象的な照明である。木の大屋根の照明も美しくインパクトがある。