環境配慮型物流施設として、『Ecologistics(Ecology・Economy + Logistics)』を全体コンセプトに、自然環境だけでなく、周辺地域・景観の環境に配慮した建物となっている。
国道に面する物流施設の象徴である車路ランプウェイの照明計画では、間接照明による近隣住民とドライバーへの配慮とともに、トンネルのようなオレンジの明かりが内包された新たな都市型物流施設の夜間景観とした。従来の無機質なイメージを脱却するため、建物全体は『河岸段丘』をデザインモチーフに、凹凸や素材感を強調する温かみのある間接照明とすることで、視覚的な豊かさと親しみを届ける物流施設を目指した。
倉庫とオフィスといった2つの物流ワークプレイスには、Economyとして高効率で省エネルギーに配慮した照明計画とすることで、「ZEB」の第三者認証、DBJ GreenBuilding認証は星5つといった各種環境認証最高位を取得した。
物流倉庫としての、外観のランプウェイの間接照明が周辺環境への配慮となっている。また、施設を使う人々の多様性を受け入れるバラエティのある照明計画は、作業性を考慮した十分な照度と、それぞれの居場所づくりに貢献している。