なぎさ公園の丘に建つ角野栄子さんの作品と功績を多くの方々に知っていただくとともに、未来を担う子供たちが児童文学に親しみ、豊かな想像力を育む場をとなることを目指した児童文学館。
角野栄子さんの世界に登場する『おうち』のような小さな単位で考えられた建物の中には角野栄子さんの著作はもちろんのこと、栄子さんが自ら選んだ世界の児童書や絵本が並べられている。
本は子どもたちの自主性を活かすべくあえてあまり分類せずに配架され、子供たちが自由に選び、自分の好きな場所でゆっくりと本を楽しむことができる空間となっている。
施設のコンセプトと各エリアの用途に合わせた照明が、インテリアと一体となり計画されており、照明が非日常的な雰囲気をつくる大切な要素となっている。