オフィス、ホテル、商業施設を有し “働く” “滞在する” “食を楽しむ” 3つの用途と機能を兼ね備えた複合施設である。時間帯や施設の用途、曜日(ウィークデイ/ウィークエンド)に応じて光の色温度やボリュームを調整し、建築ファサードと調和させた「Alive Light(生き生きとした景観照明)」を実現している。みなとみらい大通りに面したオフィスホワイエと商業施設は、建築化間接ライン照明で明快な動線を誘導し、建築の壁面に施された「コネクティング ドット」のアート照明は、遠方からも視認できるFeature Wallとして機能している。頂部照明は、輝度が満月の輝度を超えないように、南東と北西に向かって放物線的に輝度を下げる設計としている。みなとみらいの輝度を測定し、都市景観との調和を図っている。
複合ビルの多様なプログラムと周辺環境との調和がプログラムの特徴と輝度の調査をもとにうまく昇華できている事例となっている。