東京駅前の新たな玄関口として東京ミッドタウンの地下に国内最大級の高速バスターミナルとして開業した。”乗降ゲートに急いで向かう”、”発車時間までお茶を飲んでくつろぐ”、”列に並び待機する”、など目的と速度の異なる利用者の様々な行動が共存する中で、「わかりやすい」「かえやすい」「旅立ちたくなる」を基本方針に、多様な行動を空間の力で誘導するコンセプトを、建築内装と照明、サインの一体的なデザインで表現している。「夜空に浮かぶ明るい雲」をイメージとし、ワンルームを流動空間と滞留空間に仕分け、それぞれに空間的なシンボルを与えることにより、建築内装、照明、サインの一体的なデザインを実施している。
流動空間と停滞空間の照度基準を設定するなど独自の照明手法によって流動空間と停滞空間を区別させている。“ Way Finding”機能など、目的に合わせ適切な視環境を実現している。