国内の創薬研究機能を集約した研究者ら約1,000人が集う中外製薬最大の研究開発拠点である。革新的な医薬品の創出に向け中外製薬のイノベーションセンターとして様々な分野の研究員達の交流や知識の融合を促す施設となっている。「ラボ」と「オフィス」の2つの拠点を日常的に往復する特有のワークスタイルを持っており「スパイン」という300mの一本道で各棟を繋ぎ、この「スパイン」に会議室やライブラリなどの共用機能を集約し、ニッチ状のスペースや動線上の結節点に様々な働き方を実現する21の「ワークラボ」を点在させた。照明器具・色温度・内装材・家具を組み合わせによって多様な働く場を生み出すことで、日々の活動の中でイノベーションにつながる刺激の創出を目指している。
昼光と人工照明の一体となった計画となっている。執務空間においては明るさ感の設計が人感センサとも連動してなされており、トータルな計画に成功している。