「伊予の小京都」大洲の地域医療支援病院で、老朽化した旧病院の建替えである。大洲の伝統的な町並み景観との調和を考え、漆喰の白や板貼りなどを現代の素材でデザインされている。歴史的にも水害の多い地域から災害対策として止水設備を設置している。
照明はすべてLEDにて計画すると共に、共用廊下や病室の照明制御システムの採用により計画的な省エネ化を図っている。ロビーや待合室には木製ルーバーと建築化照明の計画により暖かみのある印象の空間となっている。
漆喰の白壁や板貼りの壁などを現代の素材でデザインして、壁の反射光が暖かみ、清潔感を感じられ、安心感のある照明である。また、間接照明を採用することで、落ち着きを感じられ、診察を受診する不安な気持ちを払拭できそうである。