瀬戸内海を望める場所に位置する5階建ての社屋である。1階はエントランスホール、ラウンジ、応接室、ミュージアムなど来客に向けた空間で、2~5階は執務空間となっている。
吹抜けが開放的なエントランスホールは、木調の内装に間接照明を施し柔らかい空間が来客者を迎え入れる。それと対比するようにエレベーターホールはLEDならではのスリムなベースライトで近未来を想像させるデザインとなっている。また、エントランスホール周辺や講堂では無線による個別照明制御システムを導入するなどしてフレキシビリティを高め、一般的に高照度空間であるオフィスにおける省エネルギーへの取り組みの良質なモデルになると推測される。
スリムなベースライトで近未来を想像させる照明計画となっている。また、外構においては周囲環境に配慮した照明計画となっており、間接照明、ダウンライト等、場所に応じた照明器具を使用する工夫がなされている。