プロ野球/セントラルリーグ「中日ドラゴンズ」の本拠地として使用され、コンサート、展示会、スポーツ大会をはじめとする様々なイベント等に活用されている名古屋のランドマークとなるドーム球場である。単層ラチスドームの屋根中央部は二重ガラスになっており、ロール式遮光幕の開閉により自然採光が可能となっている。また、照明器具は超狭角配光を使用してグレアを抑制し、Ra94の高演色タイプのLEDを採用することにより、ハイビジョン放送に対応。さらに、環境負荷の低減として、既設照明と比較し、約61%の省エネに貢献している。
メタルハライドランプからLEDへの単なる更新でなく、反射鏡方式超狭角配光調光LED器具を開発し、省エネはもとより、グレア・均斉度・演色性を高次元に追求し、プロ野球ドーム球場としての照明の質を高次元に実現している。
更にフルカラー調光LED投光器を採用し、DMX制御により多彩な照明演出パターンを提供することにより、躍動感のある照明演出と106m長の大型映像・音響、屋根トップライトの遮光スクリーンパターン制御と合わせて、観客に多彩な感動シーンを提供しエンタテイメント性が極めて高い。選手、観客共に高い満足度の世界に誇れるこれからのドーム球場の先例となる照明計画を実現した。