ナゴヤドーム 37

東海1 愛知県名古屋市東区

照明普及賞受賞

  • 株式会社ナゴヤドーム
  • 株式会社竹中工務店
図1 フィールド全景(フィールド照明全点灯プロ野球レベル)
図1 フィールド全景
(フィールド照明全点灯プロ野球レベル)
図2 フィールド全景(ドーム天井照明点灯)
図2 フィールド全景
(ドーム天井照明点灯)
図3 フィールド用照明器具(超狭角配光)
図3 フィールド用照明器具
(超狭角配光)
図4 ドーム天井用照明器具(フルカラーLED投光器)
図4 ドーム天井用照明器具
(フルカラーLED投光器)

概要

 プロ野球/セントラルリーグ「中日ドラゴンズ」の本拠地として使用され、コンサート、展示会、スポーツ大会をはじめとする様々なイベント等に活用されている名古屋のランドマークとなるドーム球場である。単層ラチスドームの屋根中央部は二重ガラスになっており、ロール式遮光幕の開閉により自然採光が可能となっている。また、照明器具は超狭角配光を使用してグレアを抑制し、Ra94の高演色タイプのLEDを採用することにより、ハイビジョン放送に対応。さらに、環境負荷の低減として、既設照明と比較し、約61%の省エネに貢献している。

  • 施設用途:プロ野球場
  • 完成:2018年3月
  • 規模:地上6階、敷地面積104,447㎡、高さ66.9m、ドーム直径183.6m
       客席数36,650席、収容人数49,692人

2018年照明普及賞 寸評

 メタルハライドランプからLEDへの単なる更新でなく、反射鏡方式超狭角配光調光LED器具を開発し、省エネはもとより、グレア・均斉度・演色性を高次元に追求し、プロ野球ドーム球場としての照明の質を高次元に実現している。
 更にフルカラー調光LED投光器を採用し、DMX制御により多彩な照明演出パターンを提供することにより、躍動感のある照明演出と106m長の大型映像・音響、屋根トップライトの遮光スクリーンパターン制御と合わせて、観客に多彩な感動シーンを提供しエンタテイメント性が極めて高い。選手、観客共に高い満足度の世界に誇れるこれからのドーム球場の先例となる照明計画を実現した。