金沢市の西インター大通り沿いに建つ5階建ての社屋である。1階は携帯電話の店舗、防犯カメラの商談ショールーム、玄関吹抜けには十一代大樋長左衛門のアートワーク「青黒の杜」を施している。2階から4階は執務・会議エリア、5階は社員ラウンジで構成されている。
2階と3階に配置した執務空間を螺旋階段がつなぎ、社員が行き来するアクティブな風景を大通り沿いに見ることができる。黒を基調としたシャープな外観の中にはポイントで緑地を施し、西インター大通りの環境形成に配慮した。
執務空間と廊下を透明ガラス壁で仕切るデザインに対して、照明器具を連続した配置とすることで空間の広がりを強調し、開放感を演出している。また、執務室、会議室、ラウンジは、それぞれの機能に対して、照明効果・経済性・環境性を共立させたデザインとなっており、普及性も高い。