石川県の基幹病院として県民医療の砦となり、先進の高度専門医療を提供するために、救急医療、周産期医療、高度がん医療を中心として推進する総合病院である。エントランスホールに設置された高さ8mの九谷焼陶板壁をはじめ、各階エレベーターホールには加賀友禅、輪島塗などの伝統工芸作品を設置することで石川県の芸術に癒される療養環境を実現している。
最新の高度専門医療体制や快適な療養環境を整えた石川県民を支える基幹病院。全体的に間接光や昼光を上手く利用することで、やわらかい印象の空間を生み出し、癒しの療養空間を演出するとともに環境性にも配慮している。また、石川県の伝統工芸や地場産材を魅力的に見せるための照明効果も随所に見られ、アクリルブロックを用いた大庇の照明も独創的で、印象的なものとなっている。