伊方町観光交流拠点施設 「佐田岬はなはな」 60
四国6愛媛県西宇和郡伊方町
照明普及賞受賞
- 伊方町
- 株式会社カイトアーキテクツ
- 株式会社YAP
- 株式会社日本設計
概要
愛媛県伊方町の佐田岬半島の先端近くに建つ、観光と地域交流の拠点施設である。伊方町は「エネルギーのふるさと」として原子力発電所のほかに、6 箇所の風力発電事業にも取り組み、再生可能エネルギーの活用も推進してきた。様々な再生可能エネルギーをまち全体で導入・利用促進するため、2018 年にエネルギービジョンを策定し、エネルギーの地産地消、次世代エネルギー活用の先進モデルとして、既存建物の「佐田岬はなはな」が拡張された。
- 用途:物販店舗、飲食店舗、多目的スペース、ギャラリー、広場
- 規模:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨+木造、地上2階、建築面積1,209.61㎡、延床面積1,200.02㎡
2020年照明普及賞 寸評
- ゼロ・エネルギー・ビルディングとなる新しい建築と、エネルギーを媒介にして、そこにすでにある建築、集落、自然、人、素材の関係性を再編集する、地域の関係性をつなぎ直す建築となることを目指している。
- 内装材には天然の木を多用しており、天井や壁面の建築意匠を損なうことなく、それらを引き立てるための器具の納まりを計画している。
- 採光性の高い建築形状を活かし、各空間には昼光センサを配置するなど、陰影のある明かり環境が空間に抑揚を演出している。