大正大学8号館 29

東京18東京都豊島区

照明普及賞受賞

  • 学校法人 大正大学
  • 株式会社大林組 設計本部 建築設計部 
  • 株式会社大林組 設計本部 設備設計部
図1 外観
図1 外観
図2 エントランスホール
図2 エントランスホール
図3 吹抜け空間
図3 吹抜け空間
図4 礼拝ホール
図4 礼拝ホール

概要

 創立100周年に向けて仏教系大学のシンボルであった礼拝堂(らいはいどう)を建て替え、「ラーニングコモンズ」「図書館」「礼拝ホール」を備えた総合学修支援施設として誕生した。
 デザインモチーフとして、仏教にも由来する“七宝文様”を建物全体に展開した。間接照明が組み込まれた外装から内部にまで連続する装飾パネルが建物を特徴づけ、仏教大学にふさわしく神々しい雰囲気を生み出している。その装飾は演出効果だけではなく、照度や明るさ感の確保にも重要な役割を担っている。同時に間接照明と導光板照明が建築構成と一体となって配置され、眩しさが非常に少ない快適な空間となっている。またトップライトなどから取り入れた自然光に合わせて調光制御し、一日の移ろいを感じさせながら快適性と経済性を両立させている。

  • 用途:大学
  • 完成:2020年7月(新設)
  • 規模:建築面積2,974.67㎡、延床面積9,392.01㎡、地上4階、鉄骨造

2020年照明普及賞 寸評

七宝文様パネルに建築化照明を組込んだ丁寧な照明計画となっており、内外共に神々しさある佇まいが美しい。昼光利用制御の技術も積極的に導入し波及効果の点でも評価できる。