(一社)照明学会光源・照明システム分科会 公開研究会 開催報告

テーマ
「カーボンニュートラルに貢献する光源・光関連材料・照明システムの開発動向」
開催日
2022年3月4日(金) 13:20~17:00
開催会場
Webexによるオンライン開催
参加人数
27名
主催
(一社)照明学会 光源・照明システム分科会
協賛
(一社)映像情報メディア学会 情報ディスプレイ研究会、SID 日本支部、(一社)応用科学学会
概要
 固体光源の飛躍的発展が続く昨今、照明に関する唯一の総合・融合的な学会として照明学会では光源・照明システムに関する会員への情報提供、研究調査、規格標準化等の活動を積極的に進めております。
 近年、カーボンニュートラル社会を実現していくことが大きな社会的要請となっており、そのための研究開発や技術開発が様々な分野で急速に進められてきています。今回、照明関連分野のカーボンニュートラルに資する可能性がある光源・光関連材料・照明システムの研究開発や応用展開に関する最新動向や課題について研究会を開催いたしました。
プログラム
1.高効率ペロブスカイトナノ結晶LEDの開発
 山形大学大学院 有機材料システム研究科 千葉 貴之 様
2.レーザー照明の開発動向
 大阪大学 レーザー科学研究所 石野 正人 様
3.ワイドバンドギャップ半導体材料を用いた高効率電子源の開発
 株式会社東芝 研究開発センター 宮崎 久生 様
4.光触媒を用いた水質浄化・水素生成システムの開発
 産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 櫻井 宏昭 様
5.知的照明システムの開発・展望
 同志社大学 理工学部 名誉教授 三木 光範 様
報告
 当日は多くの聴講参加者にご参加いただきました。5名の講師の皆様には、ペロブスカイトナノ結晶の高効率光源としての可能性、レーザー照明の特長や今後の応用展開、ワイドバンドギャップ半導体材料による電子源の発電やプラズマ源への応用可能性、光触媒による水質浄化や安価でシンプルな水素生成技術の可能性、知的照明システムによる省エネルギーとWell-beingを両立させる取り組みなど、最新の研究開発動向や課題について、たいへん分かりやすく、ご講演いただきました。また、多岐にわたる分野にもかかわらず、活発な議論を行うことができました。
 最後に、お忙しい中ご講演いただいた講師の皆様、また聴講参加者の皆様に対して、この場をお借りして御礼申し上げます。
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