照明事例 〜HID光源の商品演出〜

松下電工では、HID光源による生鮮食品の照明計画を進めています。

生鮮食品に対する商品演出照明はハロゲン電球を用いられることが主流になっていますが、省エネ、CO2排出量削減などの地球環境保全の社会的ニーズを踏まえ、松下電工では食品スーパーマーケットにおいても積極的にHID光源による商品演出照明をお薦めしています。

〜スーパーマーケット キミサワ〜

「ハックドラッグ」,「スーパーマーケットキミサワ」,「ザ・コンボ」を運営するCFSコーポレーションでは『医・食・心同源』をコンセプトに健康維持増進を総合提案する企業を目指しています。つねに変化し多様化する食生活や食文化を、フレッシュに、ヘルシーに、リーズナブルに、お届けしていくことをめざしている『スーパーキミサワ』。その発祥の地の静岡県下で新しい店舗計画思想に基づいた店が続けてオープンしました。

 照明計画にあたっては、実験と数値検証を重ねた上で新しいHID光源を採用し、新鮮な食材の鮮度をより長く保ち、美しく見せるための配慮が施されています。

(会社案内はこちらのホームページ http://www.cfs-corp.jp/corp/top/top.htmlへ)

事例1:キミサワ御殿場便船塚店 2006年9月15日オープン

静岡県御殿場市東田中便船塚1015-1  売場面積2,042m2

写真1:HID光源のペンダントとスポットによる照明がされた青果売場

 

事例2:キミサワ 沼津カタクラパーク店 2006年9月28日オープン

静岡県沼津市大岡1020-1  1,172m2

写真2:32wコンパクト蛍光灯とHID光源スポットによる鮮魚、海産物売場の照明 

生鮮食品は、物販店における商品の中でも最も色の見え方が重要視される対象物のひとつであり、同時に熱による劣化を抑えることも非常に大きな課題です。

店舗内のベース照明にHID光源を用いることは従来から多くの例がありますが、生鮮食品への商品演出照明としての採用は稀でした。

近年、演色性を高めたHID光源が開発され、またその特性を最大限活用できるように開発された反射ミラーの登場によって、HID照明器具による商品演出のための照明計画が可能になり、その結果、省エネ、メンテナンス頻度の低減、商品の温度上昇の抑制といった食品スーパーマーケットでの大きな要望を総合的にかなえることが可能になりました。

写真3:惣菜売場の照明

一般的にこのような売場では、ハロゲン電球を用いた器具による照明が現在も主流ですが、今回の事例では同程度の明るさを得ながら、灯数、消費電力を約4分の1に抑えることができています。

売場照明に用いた照明器具

施主情報

株式会社 CFSコーポレーション
本社/神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番19号 新横浜ミネタビル
店舗情報のHP:http://www.cfs-corp.jp/corp/store/super.html