2021年度照明学会東京支部 施設見学会報告
「 あたらしい照明施設をみる 」〜港区立郷土歴史館等複合施設「ゆかしの杜」の照明〜

 東京支部では毎年、照明で話題を集めている施設の見学会を企画開催している。今回は2018年に照明普及賞を受賞した「港区立郷土歴史館等複合施設「ゆかしの杜」」の見学会を開催した。昭和13年に竣工した旧公衆衛生院の姿を残しながら、再整備を行い、自然・歴史、文化をとおして港区を知り、探求・交流の拠点となる複合施設です。
 当日は講師の説明により、歴史のある建物の保存と再構成を進めていく難しさと、計画に盛り込まれた設計者の思いについて理解を深めることができました。以下にその実施概要を報告します。

【実施日】

2022年3月2日(水)

【参加者】

参加者 13名  支部スタッフ 6名  事務局 1名  計 20名

【集合場所】

「ゆかしの杜」4階 講座室B にて受付後、その場所でこの施設などの解説を行いました。

【講師】

港区立郷土歴史館 学芸員 川上 悠介 氏
大成建設株式会社 設計本部 高島 守央 氏
株式会社ライティングM 森 秀人 氏

【実施内容】

1.開会〜小山支部長の挨拶
 開催にあたり小山支部長より、この見学会が2年間延期されてようやく開催できた場所でもあり、本日の機会を提供して頂いた港区立郷土歴史館様と、解説者の港区立郷土歴史館 川上様、大成建設 高島様、ライティングM 森様へ感謝の意を述べました。また参加者の皆さま方にとって有意義な体験となることを期待する旨をお伝えしました。司会担当は伊藤副支部長です。

2.解説・施設見学
 初めに講座室にて講師の皆様より施設や計画の概要を、写真や資料を活用しながら約1時間にわたり解説をしていただきました。
 川上様から、この施設の前身である旧公衆衛生院の歴史のご紹介があり、現在の複合施設となるまでの過程などのご説明。高島様から、建築の実施設計を進めるにあたっての法規的な工夫や空間の仕様などについての説明。森様から、照明デザインの手法や現地実験の内容などのご説明。というようにそれぞれ非常に興味深い内容のご説明をいただきました。参加者には港区立郷土歴史館のリーフレットが配布されました。
 その後部屋を出て、ほぼ当時のままに保存修復された旧講堂や、特徴的な中央ホール、階段室、旧院長室などを順番に見学しました。各場所では川上様はじめ高島様、森様からの、建築空間や照明の状況などの解説を伺いながらじっくりと見学をさせていただきました。最後に正面ロビーから玄関前の広場に出て、建物外観や照明設備などの解説もうかがいました。

3.閉会
 司会の伊藤副支部長より東京支部の今後の活動への参加を呼びかけ、ご参加いただいた皆様とともに、講師の皆様へ拍手をもって謝意をお伝えし閉会しました。なお閉会後も各自での館内や、日没後の外観のライトアップなども見学されての自由解散となりました。

4.備考
 今回の見学会では支部企画として初めてとなる、動画映像の撮影も行いました。今後の会員サービスのありかたの試みとして、プロによる撮影および編集されたものを、照明学会のアーカイブとしても利用できるように、照明学会のサイトなどで学会公認のものとして配信していくことを目的としています。また参加者や見学会関係者の皆様には、事前に見学会風景の撮影とその配信なども行うことをご了解いただいております。

4.写真


ご参加いただいた皆様をはじめ、港区立郷土歴史館様他関係者皆様のご協力で、充実した有意義な見学会となり、当初の予定通り無事終了することができました。改めてお礼申し上げます。
以上

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