照明学会 出版物

(JIER-061)
高齢者の視覚特性を考慮した照明視環境の基礎検討
目次
第1章    
1.1   委員会の目的
1.2   「視覚特性の年齢効果に関する研究調査委員会」の構成及び活動内容
1.3   「視覚特性の年齢効果に関する特別研究委員会」の構成及び活動内容
1.4   報告書内容の概要
1.5   謝辞
第2章   視覚特性の加齢効果に関する文献調査結果について
2.1   加齢による視覚特性の変化に関する基礎研究について
  2.1.1 加齢に伴う視覚系の経年変化
  2.1.2 分光感度特性の変化
  2.1.3 加齢に伴う色の見えの変化
  2.1.4 まとめ
2.2   高齢者の色の見えの基礎研究について
2.3   高齢者の視覚特性と視認性について
  2.3.1 高齢者の視覚の時空間周波数特性
  2.3.2 周波数領域における視覚特性
  2.3.3 高齢者にとって視認性の高い表示とは
2.4   水晶体加齢モデルと瞳孔径データ
第3章   高齢者視覚研究の実例について
3.1   高齢者視覚シミュレーションの問題点
3.2   計算シミュレーションの原理
3.3   加齢に伴う水晶体黄変が色覚特性に及ぼす効果
3.4   高齢者の視覚機能計測
  3.4.1 背景と目的
  3.4.2 計測目的と計測内容
  3.4.3 今後の予定
3.5   高齢者の視覚特性を考慮した視認性評価法
  3.5.1 基礎となる考え方
  3.5.2 視認性の定義
  3.5.3 ローパス、フィルタリング法
3.6   高齢者の読みにおける眼球運 動の測定について
  3.6.1 はじめに
  3.6.2 実験方法
  3.6.3 分析方法
  3.6.4 結果
  3.6.5 考察
  3.6.6 おわりに
3.7   被験者実験に基づく高齢者の等視力曲線に関する研究
3.8   研究報告 ― デザイナーの立場から -
3.9   視認性に基づく非常用照明の照度基準の検討
3.10   光源光色の生理的影響について
第4章   高齢者に関する内外の研究動向
4.1   高齢者照明の問題の動向
4.2   政府研究機関の高齢者プロジェクト
4.3   加齢工学研究所紹介を含む各国の高齢者研究への取り組み
4.4   HQLにおける高齢者身体機能データベース事業
4.5   学会における動向 学会参加報告
  4.5.1 ARVO`97
  4.5.2 AROV`98
  4.5.3 IEA`97
第5章   住宅所要照度と視覚特性の年齢効果に関する実験
5.1   住宅所要照度の測定
  5.1.1 実験概要
  5.1.2 測定結果
5.2   順応状態および光源の色温度の違いが快適照度、最低照度におよぼす影響
  5.2.1 快適照度
  5.2.2 最低照度
5.3   照明の色温度によるコントラスト感度の測定
  5.3.1 実験概要
  5.3.2 測定結果
第6章   視覚特性の年齢効果を考慮した住宅における適正照度の検討
6.1   視覚特性の加齢効果シミュレーション
  6.1.1 水晶体と瞳孔の年齢変化から導出した高齢者の網膜到達照度
  6.1.2 輝度差弁別閾の加齢効果
  6.1.3 高齢者と若年者の空間周波数特性(MTF)
6.2   住宅所要照度に関する実験データの分析
6.3   まとめ
第7章   高齢者問題の現状と将来展望
7.1   高齢者視環境設計における配慮要因と将来展望
  7.1.1 高齢者の視認性と視環境設計
  7.1.2 高齢者の色覚特性と視環境設計
  7.1.3 高齢者のグレア特性と視環境設計
7.2   応用現場における現状と課題
  7.2.1 住宅照明の現状と課題
  7.2.2 色情報の活用と課題
  7.2.3 フラットパネルディスプレイの国際規格と課題
  7.2.4 高齢ドライバーの現状と課題
7.3   高齢者問題の現状と将来展望 総括
編集:平成11年3月
印刷:平成11年4月
発行:平成11年5月

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