(社)照明学会 光放射の応用・関連計測研究専門部会
冷凍食品への農薬混入事件,青果物の残留農薬検出や国内外の食物の表示偽装事件等は,今日わが国のみならず世界規模の社会問題になっています.そのため,食の安全・安心に関しては,生産から流通をへて消費にいたるまで,総合的に一貫した安全・安心の確保が緊急の課題となっています.(社)照明学会においては,平成19年5月より光放射の応用・関連計測研究専門部会において「食物安全への赤外放射応用研究調査委員会」を設置し,この問題について主に計測技術や生産支援技術の調査研究に取り組んでまいりました.
このほど,照明学会論文号「食品生産・流通における赤外放射の応用」において,最新の研究成果を掲載することとなりました.本論文号は来る5月と8月に分けて発刊予定となっております.さらに,この論文号発刊と呼応して,論文著者等の講演による食の安全・安心に関する公開研究会を開催することと致しました.食に関する広範囲な関係者ならびに消費者各位のご参加をいただき,活発なご討論をお願い申し上げます.
2009年 6月19日(金) 13時〜17時
埼玉大学東京ステーションカレッジ(丸の内) JR東京駅日本橋口
東京都千代田区丸の内1-7-12 JRサピアタワー9階,Phone:03-5224-8751 Fax:03-5224-8752
http://www.saitama-u.ac.jp/coalition/satellite.html
参加者はサピアタワー3階の「来訪者受付」にて「当日入館カード」の発行手続きをして下さい.
準備の都合上,参加を希望する方は下記へ事前申込して下さい.その際,参加者氏名,所属,連絡先,E-mailアドレスをE-mailにてお知らせ下さい.
(社)照明学会 事務局 宮尾 慎一 E-mail:committee(at)ieij.or.jp (”(at)”を”@”に変更して下さい.)
2,000円(資料代を含む,当日徴収)
2009年 6月 5日(金) ※なお,定員(80名)になり次第締め切ります
◆開会 | |||
---|---|---|---|
(社)照明学会 光放射の応用・関連計測研究専門部会委員長 埼玉大学大学院 谷治 環 | |||
◆講演(講演15分,質疑5分) | |||
【座長:(株)相馬光学 大倉 力】 | |||
1. | 植物の生育環境制御のための生体電位応答の評価 | 13:05〜13:25 | 埼玉大学大学院理工学研究科 数理電子情報部門 長谷川 有貴 |
2. | オープンパスFTIR分光法による農地および園芸施設内大気の計測 | 13:25〜13:45 | 東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 高柳 正夫 |
【座長:国際航業(株)赤松 幸生】 | |||
3. | 赤外分光情報の特徴抽出による残留農薬および圃場散布管理 | 13:45〜14:05 | 株式会社ミマキエンジニアリング 高野 友裕 |
4. | 近赤外分光法を用いたウンシュウミカンの葉内水分ポテンシャルの非破壊推定 | 13:45〜14:05 | 原田 陽子1),山本 晴彦2),岩谷 潔2) 1)鳥取大学大学院連合農学研究科,2)山口大学農学部 |
【座長:三重県科学技術振興センター 藤原 孝之】 | |||
5. | 赤外分光法による嗜好飲料の特徴抽出 | 14:05〜14:25 | 三重大学大学院 生物資源学研究科 資源循環学専攻 橋本 篤 |
6. | トマトに含まれるリコペンの非破壊計測 | 14:25〜14:45 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 伊藤 秀和 |
【座長:三重大学大学院 橋本 篤】 | |||
7. | 食品検査技術へのテラヘルツ波応用 | 14:45〜15:05 | 東北大学大学院農学研究科 テラヘルツ生物工学講座 小川 雄一 |
8. | イチゴ非破壊品質測定装置の実用化 | 15:05〜15:25 | ヤンマー株式会社 山田 久也 |
9. | 近赤外分光による食肉評価装置 | 15:25〜15:45 | 株式会社相馬光学 技術開発部 大倉 力 |
◆特別講演: | |||
【座長:信州大学 石澤 広明】 | |||
「食の安全・安心の現状と課題」 | 15:45〜16:30 | 大阪デリカフーズ 品質管理部 畑 光典 |
|
◆総合討論(16:30〜17:00) | |||
司会 照明学会 光放射の応用・関連計測研究専門部会 食物安全への赤外放射応用研究調査委員会 委員長 信州大学 石澤 広明 |
|||
◆閉会 |
信州大学繊維学部 創造工学系 石澤 広明
〒386-8567 上田市常田3-15-1 Phone/Fax:0268-21-5400
E-mail:zawa@giptc.shinshu-u.ac.jp