人間が日々多くの時間を過ごしている日中や室内照明環境は,空間的に不均一な照明環境であり,また道路や交差点など交通視環境は時間的にも不均一な視環境です。
しかしながら,従来までの視覚研究の多くは,均一な視野における視認性に関するものでした。照明の不均一性を定量的に扱う方向性が定まっていなかったからだと考えられます。
そこで当該調査研究委員会『不均一な照明環境下での視認性に関する研究調査委員会』では,空間的および時間的に不均一な照明環境下における視認性に注目し,「不均一な照明環境における視認性研究の課題と必要性」を議論すると共に調査を実施してきました。
不均一な照明環境下での視認性評価については,環境計画学,自動車用灯火製造,トンネルや屋外照明設備,に携わる人々に共通する課題であり,新しい評価方法が求められています。
そこで本公開研究会では,これまでの評価方法の問題や最新の研究事例を紹介し,不均一視環境下における今後の研究課題について幅広い見地から議論する予定です。
2008年6月30日(月) 13:00〜16:50
横浜国大みなとみらいキャンパス(ランドマークタワー18F)
地下鉄みなとみらい線 みなとみらい駅から徒歩3分
JR・市営地下鉄桜木町駅より動く歩道で徒歩5分
ランドマークタワーへのアクセスガイド(http://www.yokohama-landmark.jp/access/)
学生 1000円,学会員2000円 非会員3000円 (資料代を含む)
先着40名(定員になり次第,締め切らせていただきます)
1. | 13:00〜13:05 | 開会の辞(委員長;阿山みよし 宇都宮大学 大学院工学研究科) |
2. | 13:05〜13:15 | 主旨説明(同) |
3. | 13:15〜13:40 | 道路照明における視認性の評価(江湖俊介 岩崎電気(株) 技術研究所) |
4. | 13:40〜14:05 | トンネル照明における視認性の検討(伊東勇人 松下電工(株) 照明事業本部) |
5. | 14:05〜14:30 | 不均一な背景での動視標に対する輝度対比弁別閾の測定 (上條正義 信州大学 大学院総合工学系研究科) |
14:30〜14:45 | 休憩 | |
6. | 14:45〜15:10 | 順応を考慮した明視環境計画法(井上容子 奈良女子大学 生活環境学部) |
7. | 15:10〜15:35 | 明るさ感における空間周波数分布の影響(岡嶋克典 横浜国立大学 大学院環境情報) |
8. | 15:35〜16:00 | 視野シミュレーションに基づくドライバの視環境解析 (舟川政美 日産自動車(株) 総合研究所) |
9. | 16:00〜16:25 | 総合討論(進行:阿山委員長) |
10. | 16:20〜16:30 | 閉会の辞(委員会幹事) |
公開研究会名,参加者の氏名,所属(学生の場合は「学生」と明記),連絡先(メールアドレスまたはFAX番号),照明学会会員の場合は会員番号をご記入の上,電子メールまたはFAXで,必ず事前にお申し込みください。なお,お断りする場合以外は返信いたしませんので,当日直接会場にお越しください。
〒202-0048 東京都千代田区神田司町2-8-4
社団法人 照明学会 事務局(担当:宮尾慎一)
TEL:03-5294-0101 FAX:03-5294-0102
E-mail:committee(at)ieij.or.jp (”(at)”を”@”に変更して下さい.)
(社)照明学会視覚研究専門部会