視覚研究専門部会公開研究会

照明学会視覚研究専門部会公開研究会
「悪天候下における交通視環境とその改善を目指して」報告
 

 本年度視覚研究専門部会公開研究会は,平成15年4月4日(金)午後1時半より北区王子にある「北とぴあ」第2研修室にて開かれ,60名以上の参加者を集めて行われた。

 座長の中嶋芳雄富山大学教授による挨拶から始まり,その後2セッションに分けて,5名の講演者より興味深いテーマにて各25分の講演がなされた。

 前半のセッションでは主に実際的・応用的な内容での講演がなされ,一方後半のセッションでは基礎研究分野より講演がなされ,参加者より極めてバランスのとれて,かつ興味深い内容であったとのコメントを頂いた。

 講演終了後の総合討論では会場から多くの質問により活発な討論がなされ,30分の時間もあっという間であった。

 最後に視覚研究専門部会委員長である阿山みよし宇都宮大学教授の挨拶があり,大盛況のうちに終えることが出来た。


参加申し込み受付は終了しました。

悪天候下における交通視環境とその改善を目指して

日時: 平成15年4月4日(金) 13:30〜16:20
場所: 「北とぴあ」第2研修室
北区王子1-11-1 TEL:03-5390-1100
詳細につきましては,下記ホームページをご覧下さい
http://www.kitanet.ne.jp/~hokutopia/index.htm
(北とぴあホームページ)
内容: 悪天候下の交通視環境における視認性とその改善という課題に対して,まず悪天候下における交通視環境の問題点に関する分析及びその整理を試みた。さらに,悪天候による視認性の低下と陸上交通における交通事故との関連についての分析も試みた。続いて,悪天候の中でも霧に着目し,霧中における見え方についての研究及びと実験結果より,霧中での視認性の問題点及び改善へのアプローチについて検討する。さらに応用として,最先端のフルカラーLEDディスプレイの道路情報板への適応について視覚工学の観点より議論する。
プログラム:
13:30〜
13:55
「悪天候と交通視環境問題」
小林正自((株)小糸製作所 研究所)
13:55〜
14:20
「悪天候と交通事故との関係」
安藤和彦(国土交通省国土技術政策総合研究所)
14:20〜
14:45
「霧中でのリアランプの視認性」
萩原 亨(北海道大学大学院工学研究科)
15:00〜
15:25
「濃霧中における視認生 −陸上交通への応用を目指して−」
高松 衛(富山大学工学部)
15:25〜
15:50
「発光ダイオードを用いた多色情報呈示における最適表示色に関する研究 ― 道路交通視環境改善へのアプローチ ― 」
中島賛太郎(星和電機(株)新規事業本部)
15:50〜
16:20
総合討論
参加費:
会員 2000円(賛助会員所属の方は非会員とさせて頂きます)
非会員 3000円
学生 1000円(学生証をご提示ください)
(資料代を含む)
定員: 120名(定員になり次第,締め切らせて頂きます)
申込方法:

公開研究会名,ふりがなも含めた参加者の氏名,所属(学生の場合は「学生」と明記),連絡先(メールアドレスまたはFAX番号)をご記入の上,電子メールまたはFAXでお申し込みください。1回の申し込みで複数名の申し込みも可能ですが,その場合にも参加者全員の情報をもれなくご記入ください。

 なお,お断りする場合以外は返信致しませんので,当日直接会場へお越しください。

お申し込み及び
問い合わせ先:
〒930-8555 富山市五福3190
富山大学工学部知能情報工学科 視聴覚情報処理研究室  高松 衛 宛
TEL&FAX:076-445-6749
E-mail:メールtakamatu@iis.toyama-u.ac.jp
主催: (社)照明学会視覚研究専門部会