あたらしい照明 /2023 /22 東京14神奈川県平塚市平塚文化芸術ホール・見附台公園

平塚文化芸術ホール・見附台公園 22

東京14神奈川県平塚市

概要

　本施設は1200席の音楽ホールを中心とした芸術文化センターと隣接する約7300㎡の都市計画公園で構成され、平塚市の文化芸術の新たな拠点として、文化をはぐくむ場であるとともに、様々な世代の日常の居場所であり、市民が地域の様々な魅力を発見する場である。
　また、ホール＆パークの一体的な賑わいを創出するとともに、駅からの新たな人の流れを生み、まちをはぐくむ拠点となる施設を目指し、以下の3つのテーマを基に計画されている。
１ どこでも舞台や客席になるホール＆パーク：ホールと公園がグランドレベルでつながる断面計画
２ 普段使いの居場所作り：オープンスペースや路地がちりばめられ、使う人が自分で選び想像力が喚起される空間構成
３ 平塚らしさ：旧東海道宿場町の歴史および湘南ひらつか七夕まつりをモチーフとしたデザイン

• 用途：劇場、集会場
• 規模：地上４階、SRC造 一部鉄骨造 RC造、建築面積 5,180.39㎡、延床面積 8,414.31㎡

2023年照明施設賞 寸評

　大ホールは、浮雲やサイドバルコニーに設置されたダウンライトが夜空の星のようにホールを照らしている。また凹凸の壁面に設置された間接照明は、七夕飾りの吹流しをモチーフとしたルーバーを浮かび上がらせるように配置されている。平面レイアウトに応じた無駄のない照明計画が行われている。