自由闊達なコミュニケーションの誘発により、新たなイノベーションや企業文化を醸成することをコンセプトとした大林グループの次世代研修施設である。最大の特徴は地上の柱、梁、床、壁の構造部材を全て木造とした高層木造耐火建築物で、建材のCO2発生が大幅に抑えられた環境にやさしい建物となっている。健康・快適性のWELL認証、省エネ性のZEB-Ready ,LEEDを達成している。
照明計画については、外観は木造の柱、梁を柔らかく、かつ印象的に照らし、高層木造建築としてのシンボル性を表現した。内観は吹き抜け、テラスなどを設けた基準階のない建築計画に、様々な形状の器具を選定し、木の空間に多様な印象を与えている。
高層木耐火建築物をアピールする外観照明と、内部照明ではWELL-beingの取組を余すところなく取入れている。モニタリング設備は、照明環境の実践の検証が大いに期待される。