PortPlus 09

東京1神奈川県横浜市中区

照明施設賞受賞

  • 株式会社大林組 本社設計本部
  • コイズミ照明株式会社 首都圏市場開発統括部
図1 外観(南面)
図1 外観(南面)
図2 4階研修スペース
図2 4階研修スペース
図3 8階リフレッシュスペース
図3 8階リフレッシュスペース
図4 エントランス
図4 エントランス

概要

 自由闊達なコミュニケーションの誘発により、新たなイノベーションや企業文化を醸成することをコンセプトとした大林グループの次世代研修施設である。最大の特徴は地上の柱、梁、床、壁の構造部材を全て木造とした高層木造耐火建築物で、建材のCO2発生が大幅に抑えられた環境にやさしい建物となっている。健康・快適性のWELL認証、省エネ性のZEB-Ready ,LEEDを達成している。
 照明計画については、外観は木造の柱、梁を柔らかく、かつ印象的に照らし、高層木造建築としてのシンボル性を表現した。内観は吹き抜け、テラスなどを設けた基準階のない建築計画に、様々な形状の器具を選定し、木の空間に多様な印象を与えている。

  • 用途:宿泊研究所
  • 規模:地上11階(純木造)、地下1階(SRC造免震構造)、 建築面積397.58㎡、延床面積3,502.87㎡

2023年照明施設賞 寸評

 高層木耐火建築物をアピールする外観照明と、内部照明ではWELL-beingの取組を余すところなく取入れている。モニタリング設備は、照明環境の実践の検証が大いに期待される。