愛媛県立新居浜病院 41

四国2愛媛県新居浜市

照明施設賞受賞

  • 株式会社佐藤総合計画 環境オフィス
  • 株式会社佐藤総合計画 東京第3設計オフィス
  • 鹿島建設株式会社 建築設計本部
図1 外観
図1 外観
図2 屋外キャノピー
図2 屋外キャノピー
図3 ヘルスケアモール(エントランス)
図3 ヘルスケアモール(エントランス)
図4 外来ストリート(中央待合)
図4 外来ストリート(中央待合)

概要

 東予地域の災害や感染症への対応を行い、県民の健康と安心を支えてきた中核病院の建て替え整備事業である。救命救急センター、災害拠点病院、第2種感染症指定医療機関、地域周産期点灯医療センター等の機能を担っている。
 自然光採光の遮蔽を考慮した彫りの深い外観と、患者を広く受け入れる長い木仕上げのキャノピーを外観上の特色としている。
 照明計画は、利用者の快適性を重視し、木材・レンガ等の特色的な建築仕上げ材を生かす光源を選定すると共に、間接照明手法を利用する事により柔らかな光による演出も図っている。高度な医療機関でありながら優しく安心感のある暖かい空間を地域に発信し続ける新しい病院である。

  • 規模:地上6階、塔屋2階、KIP-RC造(一部S造) 、基礎免震構造、建築面積:6,449.45㎡、延床面積:19,998.14㎡

2022年照明施設賞 寸評

  • 場所とその目的に応じた適切な照明が選択、実装されており、優しく安心感のある暖かい空間を提供している。
  • 特に、患者が病院に足を踏み入れる玄関は、患者に与える心理的な障壁を下げる照明デザインとなっており高く評価できる。