大阪芸術大学キャラクター造形学科新棟 36

関西9大阪府南河内郡河南町

照明施設賞受賞

  • 学校法人塚本学院
  • 大成建設株式会社関西支店一級建築士事務所
  • 株式会社ライティングM
図1 外観
図1 外観
図2 回廊
図2 回廊
図3 エントランスホール
図3 エントランスホール
図4 アプローチゲート
図4 アプローチゲート

概要

 大阪芸術大学における新校舎の計画であり、「漫画」、「アニメ」、「フィギュア」、「ゲーム」からなるキャラクター造形学科に特化した校舎を設立すること、また、キャラクター造形学科にふさわしい、「西洋の古城のような施設とすること」を目指した。
 施設中央部に身廊を思わせるエントランスホールを設け、ホールを中心に学生生活が展開するよう、大小様々なスペースを囲むように配置している。凹凸感やムラのある材料を選択することで、現代建築とは一線を画す具象的な空間の実現を目指し、抽象的な空間ではなく、そこに個性=キャラクターを与えることで、学生の感性を刺激し、創造性の発芽となることを期待している。

  • 規模:地上4階、地下0階、RC造、建築面積:1,537.93㎡、延床面積:4,646.92㎡

2022年照明施設賞 寸評

  • 新しい感性を育て、新しいものを生み出すにふさわしい空間を形成するために、4層吹抜けのエントランスホールでは壁面と天井の間接照明に人の動きに応じて輝くLEDペンダント照明を設けるなど、要所で効果的な照明計画が施されている。
  • 空間のボリュームに対する光の配置が適度なバランスであり、特に煌めきのペンダントを強調したデザインは秀逸である。