香川銀行本店 61

四国3 香川県高松市

照明普及賞受賞

  • 株式会社 香川銀行
  • 株式会社三菱地所設計
  • 岩井達弥光景デザイン
図1 外観
図1 外観
図2 事務室
図2 事務室
図3 営業室、ロビー
図3 営業室、ロビー
図4 特別応接室
図4 特別応接室

概要

 外観高層部は旧本店のイメージを踏襲する単窓グリッドのアウトフレームのデザインとし、以前からそこに在るかの様な安心感を地域に与えている。低層部は大きなガラス壁面とすることで、開放感のある明るい印象となった。。
 外観のアウトフレームに、日射制御、昼光利用、および中間ポストの空隙を利用した自然換気機能を持たせることで、環境デバイスとデザインの高い融合を目指した。アウトフレーム側面を日射遮蔽機能にとどめず、日射の反射板として昼光を室内に導く機能を持たせ、床からボトムアップしてくるロールスクリーンと併用することで、周辺の豊かな眺望を最大限に生かしている。

  • 規模:延床面積11,860.93㎡、地下1階、地上10階

2019年照明普及賞 寸評

  • 銀行本店として、建築計画に合わせた、照明計画となっている。
  • 事務室を単独の調光区分とすることで、より精密な調光の効果が発揮できている。
    また、外壁のライトアップもブラインドと合わせた周囲環境に考慮できている。
  • 昼光を取り入れて省エネを意識しながら、調色調光制御で自然光との調和を図っており評価できる。
    また、ロビーや営業室に、間接照明を採用し優しい光で、落ち着いた空間を感じることができる。
    スカイラインのライトアップは、グリッドのアウトフレームの建物をより印象的に魅せている。