後志自動車道 余市IC~小樽JCT 02

北海道2 北海道余市郡余市町~北海道小樽市

照明普及賞受賞

  • 東日本高速道路株式会社 北海道支社 小樽工事事務所
  • 株式会社ネクスコ・エンジニアリング北海道
図1 トンネル照明点灯状態
図1 トンネル照明点灯状態
図2 トンネル照明器具
図2 トンネル照明器具
図3 道路照明器具
図3 道路照明器具
図4 アクセント照明器具
図4 アクセント照明器具

概要

 後志自動車道(北海道横断自動車道)は、北海道を東西に横断し、後志・道央地域などの連絡の強化を図り、沿線地域の安全・安心を確保するとともに、産業・経済・観光等の発展に資する高規格幹線道路である。
 今回、余市ICから小樽JCTまでの23.3kmの区間が、平成30年12月8日(土)に開通した。区間内に8本のトンネルがあり、スリム型LEDトンネル照明器具を採用した。アルミ本体の採用により、従来器具に比べて質量を65%低減(基本照明の場合)し、施工性の向上と落下などの危険性を軽減している。また、11段個別調光制御を採用することで視環境の向上および省エネを実現し、制御異常と不点状態を自動監視して、不点が生じた場合には周囲の器具の調光率を調整することで、メンテナンスの軽減と安全性の向上も実現している。

2018年照明普及賞 寸評

  • 11段個別調光制御による省エネ効果が秀れているほか、アクセント照明による漫然運転防止も評価に値する。
  • 照明の機能性の高さや制御システムの導入などこれからのトンネル照明の模範的なものとして評価できる。
  • 11段個別調光のLED照明器具の採用により細かな制御が可能、省エネに役立っている。また、制御異常・不点等状態の自動監視により保守点検を容易にしている。