TOP / 照明学会誌バックナンバー / 照明学会誌 2011年 Vol.95 / 第95巻 第4号 2011年4月
現在,照明科学のカバーする領域は新光源やその用途開発から地球環境,人間生活,光環境などへと広がりつつあるが,農業分野もその例外ではなく,高品質の作物を安定生産するための光環境の適正化,光環境が植物の遺伝子レベルの変化に及ぼす影響,光センシングを応用した品質の非破壊検査や栽培時におけるリアルタイムな育成状態のモニタリング,光を用いた病害・害虫の防除技術などの研究による大きな貢献が期待されている.
そこで今回の特集では,農業分野における照明科学の最前線の取り組みを紹介する.
(No.1266)株式会社モリサワ 新本社ビルの照明
日比野亨彦 193
(No.1267)本町2番町商店街街路灯の照明
杉山 健也 195
(No.282)滝根小白井ウインドファーム中光度白色航空障害灯
押井 伸明 197
(No.283)富山電気ビルディングの照明
竹添 博 198
照明を利用した植物生産 ~植物工場をめぐる情勢~
阿部 尚人 199
植物生産における人工光利用
後藤 英司 200
光質による開花制御の技術とメカニズム
金山 喜則,鈴木 誠一,佐藤 武義,西山 学 205
人工光を用いた植物の病害・害虫防除技術
山田 真 211
植物育成状態の光センシングの応用
橋本 篤,亀岡 孝治 216
蛍光分光による海苔の生育診断
岡本 保,高橋 邦夫,林 俊裕,島田 裕至 223
農業分野における光技術の応用
岩井万祐子 230
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