第88巻　第12号　2004年12月

　蛍光ランプ，HIDランプなどの安定器は，従来の銅鉄製チョークコイル形から，小形軽量化・高効率化を図るために電子化が進み，多数の種類の電子回路安定器が普及しつつある．また，放電ランプにおいても調光器の開発も行われるなど，光の利用バリエーションが大きく広がりつつある．しかし，電子回路安定器の製品化については，各部品の小形化や配列，放熱対策，騒音・雑音防止，コストダウンなど多くの問題を解決する必要がある．今月は，これら点灯回路電子化に関し，最近の市場動向，研究開発・製品化技術状況，今後の展望や技術課題などについて特集する．
（学会誌編集委員会委員　浦滝　悦夫，中山　和美，村上　忠史）