施設事例 〜あかりがもたらす効果 3〜

〜交通規制の緩和を実現〜

東脊振(ひがしせぶり)トンネル有料道路 橋梁照明

東脊振トンネル有料道路は国道385号線の福岡県と佐賀県の県境に位置し、山麓部の峠道を迂回するバイパス道路です。この道路は佐賀県と福岡県を結ぶ交通ネットワークの移動時間短縮を担っています。
 道路は山間部を抜ける橋梁で、照明灯は橋梁地覆部より張出基礎を設けて橋梁外に建柱をしています。よって、ランプ交換,清掃等メンテナンス作業の効率化と安全性の確保および、高所作業車を使用することによる交通規制の緩和を目的として、道路照明灯に昇降装置を設置しています。


写真1:夜間景観(点灯)


写真2:昼間景観


写真3:昇降動作状態

本装置は照明ポール下部の安定器取り付け用開口部内に設置しているワイヤー巻取部からワイヤーを繰り出すことで照明器具本体の内部ユニットを降下させます。ワイヤー巻取り部の操作は電動ドリルを用い、内部ユニットを上昇させる場合は電動ドリルを逆回転させるだけで行うことができます。


所在地

佐賀県神埼郡東脊振村大字松隈地内

施主

佐賀県道路公社

供用開始

2006年3月21日

照明設備(器具)

昇降式道路照明灯(高圧ナトリウムランプ110W,ポール:H=10m)14基