TOP / お知らせ / 一般の方へ / 「保存と活用のための展示環境」に関する研究会 次世代の美術館・博物館照明の技術指針

「保存と活用のための展示環境」に関する研究会
次世代の美術館・博物館照明の技術指針

主催:東京文化財研究所 協賛:一般社団法人照明学会 視覚・色・光環境分科会

 展示照明には、展示物の変質を防ぐことと高い鑑賞・調査の質を維持することの両立が求められます。我々は、美術館や博物館において、従来光源とは大きく性質の異なる白色LEDへの転換が進む中で、また近い将来の有機ELの普及を見据え、これら新世代照明のもとでの展示はどのようにあるべきか議論を重ねてまいりましたが、ここに「次世代の美術館・博物館照明の技術指針」として方向性を見出すに至りました。本研究会は、この技術指針について美術館・博物館の学芸員向けに解説を行うものです。

日時:

平成29年2月20日(月)

場所:

東京文化財研究所 地下1階 セミナー室(13時より受付)
住所:東京都台東区上野公園13−43

参加費:

無料

参加申込:

件名を「博物館照明申し込み」として、氏名、所属、メールアドレスを記載し、
 東京文化財研究所 吉田 yoshida@tobunken.go.jp 宛にお送り下さい

プログラム

13:30-13:35 開会挨拶 岡田健(保存科学研究センター長)
13:35-13:55 技術指針策定の目的 佐野千絵(文化財情報資料部長)
13:55-14:15 LED使用状況に関するアンケート結果
吉田直人(保存修復科学センター 保存環境研究室長)
14:15-17:00

「次世代の美術館・博物館照明の技術指針」解説

  • 美術館・博物館照明の要件と性能基準−展示物の保全と見えの観点より
    展示物の保護   
    佐野千絵
    展示物の見え

    照度と輝度対比、展示空間へのアプローチ
    吉澤 望(東京理科大学理工学部・教授、客員研究員)
    光色と演色性  
    溝上陽子(千葉大学大学院融合科学研究科・准教授)
    配光・グレア  
    吉塚奈月(パナソニック株式会社)

(15:15〜15:30 休憩)
 
  • 美術館・博物館照明の具体的指針
    仕様基準 
    木下史青(東京国立博物館学芸企画部企画課・デザイン室長)
    照明空間の作り方 
    藤原 工(灯工舎)
     
  • 照明の保守および測定方法
    發田 隆治(パナソニック株式会社)
17:00 質疑応答

本研究会に関する問い合わせ先:

東京文化財研究所 保存科学研究センター
吉田直人(保存環境研究室長)     
電話:03-3823-4872/mail:yoshida@tobunken.go.jp

このページの先頭へ